富士山頂実験室

佐藤 元
Hajime Satoh
黄金雲プロジェクト


共同研究者


活用の概要

富士山は私たちの身近にありながら遠い存在である。富士の山を見たとき心の安らぎを覚える。そんな気象予報士が富士山での気象観測と実験を、インターネット経由実況中継する。今年は、α線などの放射線飛跡を観測する。また、これまでと同様大気圧実験や雲の観測も行う。これらの実験・観測の様子を撮影し、地上での観測や予測との対比をリアルタイムで行う。実験や観測は、ごく当たり前の結果が予期されるが、富士山から遠く、また登ることが困難な子供達や世界の人々に向けて発信することは、意義があることと考える。

 

実施目的
登山ルート沿いに気象観測を行い、気象学的知見の深化を計り、かつ又富士山山体における気流の流れを知る。

大気密度の薄さを実証するため、放射線の飛跡の伸長の程度を観測する。
地上の出前講座開催会場をインターネットで結び気象実験の実況中継を行う。

 

期待される成果
気象観測では、登山路沿いに気温、湿度、気圧等の気象要素の測定を実施し、さらには頂上と地上とで同時的に雲の観測を行い、気象庁等の観測データと撮影した写真を突き合わせ、雲の高度の特定、気流の上昇・下降の判断を行い、富士山を取り巻く気流の実態を知る。大気密度の薄さを実証するため、放射線の飛跡の伸長の程度を観測できるか否か、試行してみる。

過去2年間の実況中継の経験を生かし、頂上と被災地をインターネットで結び、実験の実況中継を行いたい。地上の出前講座では、今年は、特に被災地の子どもたちへの復興支援の一助とすべく、支援を積極的に進めたい。頂上からの映像と音声は、心を動かし、励ますことにつながるもの、と期待される。